どのような効率化が図れるか

どのような効率化が図れるか 最近では、ほとんどの医療機関や薬局の領収証が印刷されたものであることからもわかるように、レセコンの普及率は高くなっています。
では、手書きではなくレセコンを使用することでどんな効率化が図られているのでしょうか。
使用することで得られるメリットの大きなものは、事務処理が簡略化できることです。
レセコンを使用することで、診療点数を間違えたり、計算間違いなどのヒューマンエラーを確実に減らすことができます。
また、毎月10日が締め切りの診療報酬業務でも、入力済みのデータを集計するだけになるため、期日前の事務作業を大幅に減らすことができます。
さらなる効率化が期待できるのは、医療機関同士の連携です。
病院間や病院と診療所の連携が進む現代では、診療所が基幹病院に患者さんを紹介したり、その逆も多いに発生します。
その際、医療機関同士でレセコンを通じて連携できれば、伝達漏れや重要事項の申し送り忘れなどを防いで、スピーディーな対応ができます。

レセコンを導入することで使用できる主な機能とは

レセコンを導入することで使用できる主な機能とは レセコンとはレセプトコンピューターの略で、病院やクリニックで患者が保険診療を行った際に、病院やクリニック側が社会保険診療報酬支払基金や国民健康保険団体連合会などに対して報酬を請求する明細書を作成する機械のことを言います。
今では見かけないクリニックは無いと言っていいほど多くの病院などで導入されており、大抵の場合は受付などに置かれていることが多いですが、ドクターではなく事務員や受付のスタッフが操作することが殆どです。
また、患者の氏名や保険者番号、治療した病名や診療報酬点数などをしっかりと記入し、毎月まとめて提出することをレセプト請求と呼んでおり、厳正な審査を通過し承認されれば診療報酬が振り込まれる仕組みになっています。
レセコンで行うことができる主な機能はレセプト請求だけではなく、患者の受付の他にも診療内容の詳細な記録や処方箋の発行、会計を行うなど多岐にわたり使用できます。
さらに性能が優れたレセコンを使用していれば、来院状況や経営についての分析もできるので非常に便利です。